12月も半ばを迎え、ものづくり活動も
やや今年の終盤を迎えようとしています。
なんだか、ココロが安堵している感じです。
ものづくりに携わるようになり、
また、イベントなど ’誰か’と係わるようになり・・・。
ものづくりを選択していない自分になら
経験できないようなことを経験させてもらっています。
なにを創ろう、から始まり、
創る作業の段階も愉しさと大変さとが混ざった中、
なにより完成した瞬間(とき)の喜びのために
日々、その作業に時間を割いている。
そして。
創るには創っても それを披露する場がなければ、
そういうことは続いてゆかない。
披露できる場所があり、それに目や気を留めてくださる存在が在るってこと。
その双方がなければ、多分だけれど、成り立たないはず。
それに加え、公式の場に立たせていただくことで、
同じものづくりに徹する、作家さんたちと出会え、共有できているのです。
そんな、私のほんの偶然なるきっかけから始まったものづくりに
添ってくれている全ての’モノ’に感謝しています。
もちろんのこと、このブログもそれにあたります。
ものづくりを始めて数年。
いろんなシチュエーションに出会ってきました。
いいこと、ちょっと下がるようなこともいろいろ。
つい最近、こんなことがありました。
志賀野冬フェスタでのこと。
(定かではありませんが、もしかしたら御本人がここを観てくれているかも?
しれないので、書いたら悪いかなぁと想うものの、逆に
ありがとうを伝えられたら。)
とても清楚でおとなしそうな、お若い女性。
私の一番新しい、サーモンピンク(コーラルピンク?)のリボンつきの
ハンドウォーマーをお買い上げくださいました。
「去年、この(お花つき)のハンドウォーマーを買ったんです。
今年はこれを。」
「【玉手箱さん】でもいつも観せていただいています。」
とも付け加えてくださいました。
作品を気に入ってくださっていることはもちろんながら
ほかのバショでも気に留めてくださっているのです。
私にとって、一番嬉しい瞬間です。
「ありがとう。」を伝えたいです。
ついでに。 たくさんのチャプターがあるのですが。
もうひとつ書かせてね。

このうさぎドールを作っていた時期がありました。
或るカフェでお買い上げくださったお客様の言葉。
「うちの孫(当時生後10か月)がね、それまで ’目のついたもの’を
恐がって触ることが出来なかったのに、このうさぎちゃんをきっかけに
お人形を触れるようになったのよ。 この人形のお蔭。
女の子やもんね、お人形で遊んでほしいから。」というような
生の声を訊かせてくださった折も喜びでした。
大袈裟かもしれませんが(私には大袈裟ではなく)、
その赤ちゃんの(成長段階の)ひとつのきっかけになっている。
とても凄いこと。
そうやって、’誰か’の人生の中に係われているなんて。。
なのです。
このうさぎドールに関しては、お客様との係わりで、
とても凄いお話もあるのですが。
シンジラレナイほどとても深くてね。 深すぎて書けないのですが。
編んだ帽子やヘアバンドなどに於いては、
ご病気の方に添えてきたこともありました。
もし、そんな方を救えているなら本当に光栄です。
作品って、自分の手から離れて、
手に取ってくださった方の元で、どんな風に係われ、
彩れているのか、ということは、そのお声に出会わない限り、
知る由もありません。
そうやって、手を離れてからの様子を訊くことの巡りの
確率って薄いのですが、それこそが糧となります。
・・・
人それぞれにそれぞれの人生があり、
様々な場面(シーン)が、人生の中に棲んでいます。
そんな、’誰か’の暮らしの中の場面に
添え、彩れていることが、私の喜びだなぁと
今年だけでなく、ここ数年を振り返り、しみじみとなります。
ものづくりに係わってから出会ってきた全てのモノ・ことに
感謝です。
これからも 自分なりのがんばりで振舞ってゆけたら。。
私の一番の想いは、【真心】。
そのワードは、馬場さん『スタートライン』という曲が教えてくれました。
ruru
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